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 IT戦略の構築   3/3

■IT戦略構築の要点


 先に示したプロセスを、ただ、これに従えばいいというものではありません。
 次に示す要点を押さえた情報化に努めてくだい。

1)経営者の持つ経営課題を明確にし、経営者がリーダシップを取ること
  •  何度も書きますが、このプロセスは「経営者の想い」を実現する過程です。
  •  経営者自らが、このプロジェクトの音頭をとるぐらいの気持ち関わる必要があります。
2)客観的判断が可能なデータを準備すること
  •  戦略策定のプロセスでは、様々な情報を扱いますが、勘や経験だけでは正確な分析や判断を下すことができません。 例えば、外部環境を客観的に把握するには、業界団体等が持つ様々統計資料なども準備する必要があります。
  •  また、内部環境分析としては、自社の持つ会計情報などを開示する必要があります。勘定科目別別の会計データだけでは顧客別の損益など把握することができません。そうした情報が整理できていないという事は、そのレベルでの管理システムを必要とすることになります。必要とされる情報は全てを開示することも必要です。
3)強みを活かす経営改革とすること
  •  SWOT分析を行なうと、「弱み」の部分が強調されて出てきます。
  •  これからのビジネスは「強み」更なる「強み」として伸ばすことが必要です。
  •  「弱み」をいかに補うかも大切ですが、「弱み」を補うだけでは平均的な企業に落ち着いてしまう可能性があるからです。
4)身の丈にあった情報システムを構築すること
  •  自社の資源(人、物、金、情報)、自社の情報化成熟度を把握し、自社の身の丈にあった情報システムであることが必要です。
  •  無理な投資は回収が困難となるばかりでなく、必要以上の作業が増えて反って不効率な業務となってしまうこともあります。
5)課題解決のモニタリング可能な情報化であること
  •  せっかく導入した情報システムが有効に機能しているかを把握できないのでは、情報化の目的が達成したかどうかを確認することができません。
  •  経営課題の解決が、どの程度まで進んでいるかを客観的に把握できるシステムを組み込んでおく必要があります。
  •  これが企業における「投資」というものです。
6)ITベンダーまかせにしないこと
  •  ITのことは良く分からないので、システムを提供する業者(ベンダー)の提案を良く理解しないままに受け入れてしまうケースを良く見かけます。
  •  こうした場合には、いざ運用という段階において、思惑と異なったシステムとなっていてトラブルに発展することがあります。
  •  あくまでも、利用者の立場として、分からない事は分かるまで説明を求め、必要とするシステムの導入をしなければなりません。
7)ITコーディネータを活用すること
  •  絶対条件とは言えませんが、社内の人材育成、時間・コスト、失敗のない情報化の導入を考えた時、ITコーディネータを活用するのが効果的であると思います。
  •  また、ITコーディネータを活用する場合、公的援助を受けることも可能ですから有意義に活用していただきたいと思います。

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